被災地復興支援報告
5月9日~11日宮城県岩沼市、亘理町へ炊き出しに行ってきました。
メニューは感謝祭恒例のうどん、たこせん、ポップコーンです。
現地には10日朝4時半に着きました。避難所周辺は国道から少し入ったところでコンビニも、ガソリンスタンドもたくさんあり、何処が被災地?って感じでした。
でも少し早く到着したので5分ほど走って海岸の方へ行くと景色が一変しました。
テレビで見た風景、いやそれ以上の悲惨な状況が目に入ってきました。
何処から手をつけたらいいのか分からない位酷かったです。
何も出来ない無力さを痛切に感じました。
お昼は岩沼市民会館、総合体育館、夜は亘理町立吉田小学校で炊き出しを行いました。
京風のうどんだしやたこせんが受け入れられるか不安でしたが、皆さん凄く喜んでくださいました。
『凄く美味しかったよ』『おかわり』『本当にありがとう』・・・
たくさんの嬉しい言葉をいただきました。
夜の炊き出しが終わって挨拶に行かせていただいた時ある女性から声をかけていただきました。
『私は癌で闘病中です。両乳房、子宮を摘出して髪の毛も抜けてかつらです。こんな私でも頑張れるんだから皆さんも頑張って』
この女性は自らも被災者であるにも関わらず、炊事係りとしてみんなのお世話をしておられました。
この女性の言葉は強烈でした。涙が止まりませんでした。
励ましに行ったのに逆に励まされてしまいました。
人生観、考え方が変ったのが分かりました。
今こうしてブログを書いていても涙が出てきます。
今回私たちは会社、家族の協力の下に被災地へ行くことが出来ました。
でも行けなくても何気ない普段の生活の中で感謝して生きていくだけでもいいと思います。
今こうして当たり前の生活をしている反面、何の仕切りも無くプライバシーが守られない体育館で不便な生活をされている方がおられます。
今の生活が当たり前ではなく、有り難い事だと再認識しなければならないと思います。
最後に復興への道は進んでいます。
仮設住宅も急ピッチで建設されていました。
一先ず落ち着いた生活を取り戻していただき、頑張ってほしいと思います。
日本人の人を思う気持ちは捨てたもんじゃないです。
全国から支援の手が伸びてました。
自衛隊の方もフル稼働されてました。
最後に被災地に春を感じるものを見つけてきました。津波で流された庭の跡地に・・・
このチューリップのように強い日本人パワーを見せましょう!
しっかり仕事をして再度復興の進行を確認する為、炊き出しにいきたいと思います。
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