藤本 道生
豆知識
エアバックの歴史
今、新型車でもう装備されていない車は無いと言えるほどの安全装置で今やサイドエアバック、ニー(膝)エアバック、カーテンエアバック、と多い車では、10個ものエアバックが付いている車もあるくらいABSと並んでポピュラーな自動車安全装置です。
その歴史を紐解くと以外と古く、1950年代にはすでに原理は提案されていたそうです。
実際に市販化されたのは、1981年にダイムラーベンツがオプションで用意したのが最初で、この構造は公式ではありませんが、日本人が提案した技術と言われています。
ではなぜ日本車が、世界初ではないのか?
それは当時の時代背景があります。
当時の日本は、パワー(馬力)・装備が商品力であり、安全性にお金を払う土壌はありませんでした。
ただ、ドイツはどうでしょう?当時のベンツは商品化して採算が合ったでしょうか?
それは、ノーでしょう。しかしみんなが解っている、車というものは、便利な物ですが、同時に危険なものということが市販化にこぎつかせたのだろうと感じます。
エアバックひとつを取っても、企業の倫理観、開発した人間の思いというものが伝わってきますね。
当社もお客様との間に、思いがお互いに通じ合う企業になれる様これからも努力し続けていきたいと思います。
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