カーフェリー
先日11月15日、明石と淡路島を結ぶカーフェリー、通称たこフェリーが運行休止となったそうです。京都にお住まいの方や日本の内陸部にお住まいの方達は、それ程興味がないかもしれませんが、僕個人としては、海運業界が衰退していく事はすごく寂しく残念に思います。
なぜなら実家が海の近くなので、以前は本州や九州に住む親戚の家へ向かう際は、必ずカーフェリーを利用してましたし、馴染み深い乗り物だからです。子供の頃に、ディーゼルエンジンの排気の匂いのような大型フェリー独特の匂い、普段と違う場面にワクワクドキドキし、すごく嬉しかった事を覚えています。大人になってからも、時々カーフェリーを利用しますし、バイクでツーリングに出かけた時も利用しました。
フェリーは所要時間はかかりますが、情緒あふれる色々な場面に遭遇する事が出来ますし、船内でゆっくり休む事も出来ます。料金も橋を渡る料金とさほど変わりません。高速艇やホバークラフトなんかは、あまり知らない方も多いと思いますが、フェリーと違って爽快な乗り物で、これも独特の雰囲気があります。船もすごくいい乗り物です。現在、明石大橋をはじめ本州と四国を結ぶ橋が出来て、高速道路網が発展し、さらに高速道路の割引による影響で、海運業界も全体的に経営が厳しいとの事です。
しかし地元の人にとっては、大切な交通手段です。橋は基本的には高速道路、125CCを超える乗り物(普通2輪車以上)でないと渡れません。となると車を所有されない方は不便になったわけです。フェリー会社で働いていた方も、職をなくす方もいらっしゃるでしょう。港の周辺で商売をなさっていた方も大打撃を受ける事でしょう。表向きは休止となっており、他社さんの力をかりて経営再開の話も少しでているらしいですが、実質厳しいらしいです。
第3セクターとして運行されていたそうですが、国も何かもっと援助する施策は無いものでしょうか。
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