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田舎がなくなる…
私の実家は京都の北部で、滋賀県と福井県の県境位の位置にあります。
若者は仕事や学校の為に家を離れていくので(私もそんな内の一人ですが)
年々過疎化が進んで来ています。
私の実家も祖父(85歳)がひとりで暮らしており現役で車の運転もしていましたが
7月に肺炎で入院し、一時は2~3日と医師の宣告を受けた程に弱っていました。
8月に無事退院出来ましたが、医師と警察から車の運転をする事を禁止されました。
実家の方は公共の交通機関が通っていないような場所なので、何処かへ行く場合は
自家用車が必需品です。その自家用車の運転を禁止されてしまったら、たちまち
生活が出来なくなってしまいます。
もともと京都出身ではなく実家の建っている土地も借地であった為、このほど
親戚一同で協議の末、祖父が親戚の近く(山科区)へ引越すこと、実家は不要品を
処分して(まだ1年位はかかりそう…)大家さんへお返しする事になりました。
春は山菜・夏は川遊びに蛙の鳴き声や蛍・秋の紅葉・冬の雪深さ…
私も生まれこそ京都ではないものの、長年育ててもらった思い出深い家が無くなる
事はとても寂しいけれど、永年暮らして来た祖父はもっと寂しいことでしょう。
田舎のありがたみが今になって身にしみました。 by K.S
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